顔の印象をいっきに老けた印象にしてしまうほうれい線。
皆様も一度は気になったこともあるのではないでしょうか?
ほうれい線の存在はいまいましいものだけど、よく考えると原因について考えてみたことはありますか?
「ほうれい線はたるみが原因だ!」
そう聞いたことがあるのではないでしょうか?
ほうれい線とたるみはどう関係しているのか、たるみはなぜ起こるのか。
ここではその疑問についてまとめてみました。
目次
ほうれい線とたるみの関係
ほうれい線とシワは別物!
ほうれい線が出来るとシワが増えた気がして嫌になりますよね。
実はほうれい線はシワではないのです。
みなさん、頬に空気をいれて膨らませてみてください。ほうれい線、消えていませんか?
実はこれ、頬に空気を入れたことでたるんだ頬が引き伸ばされたため、
ほうれい線は皮膚のシワではなく、頬や顔全体の筋肉や皮膚がたるむことによって出来る皮膚の溝なのです。
たるめばたるむほど、ほうれい線は深くなる!
たるみによって出来る深い溝、ほうれい線。
では、頬や顔のたるみが悪化していくとどうなるのでしょう?
頬や顔全体の皮膚や筋肉の垂れ下がりが悪化していくと、ほうれい線の溝は濃くなってしまいます。
そして溝が深くなればなるほど、消えにくくくっきりと残ってしまうのです。
つまり、これ以上ほうれい線を悪化させないためにはたるみを防いでいくことが大切になってきます。
なぜ頬や顔はたるんでしまうの?
ほうれい線を濃くしてしまうたるみ。なぜたるんでしまうのでしょう?
実は原因はひとつではないのです。
頬や顔全体がたるんでしまう原因
①加齢
皮膚の深部にある真皮にはコラーゲン、エラスチンという繊維があります。
コラーゲンがまず網目の形となって土台を作り、伸縮性のあるエラスチンがコラーゲンの網目をつなぎ合わせることで弾むような肌のハリが出来上がるのです。
そしてこのコラーゲンとエラスチンは真皮内の神経芽細胞から生み出されており、この細胞が元気に働いているからこそ肌のハリを保つことが出来ます。
しかしこの神経芽細胞は加齢によって数が減ってきたり、機能が衰えてしまいます。
この数の減少や機能の衰えによって肌のハリや弾力が急激に失われてしまいます。
そしてハリや弾力が失われた皮膚は重力に負けて下方向に垂れ下がったり、表情筋の癖が戻りにくくなるため、たるんでくると言われています。
②表情筋の筋力の衰え
人の顔面には約30種類の筋肉が張り巡らされており、これらは表情筋と呼ばれ表情を作る働きをしています。
この表情筋のほとんどは日常生活内ではあまり多く使われていません。
一説によれば1日完全寝たきりで過ごすと全身の筋肉の15%が落ちてしまうと言われています。
これは表情筋にも当てはまるため、日常生活であまり使うことがないと筋肉が落ち、本来のハリを保てなくなります。
特に頬にはたくさんの脂肪がついているため、衰えた表情筋が支えきれなくなって下に下がってしまうほどたるみが悪化し、ほうれい線の溝が出来やすくなってしまいます。
③乾燥
肌にはある程度の水分量が含まれており、乾燥によってその水分量が低下すると「①加齢」のところでも出てきた神経芽細胞の活動が抑制され、結果としてハリや弾力の低下につながり、たるみの原因になります。
また、乾燥した状態では紫外線などの外からの刺激も受けやすくなるため肌へのダメージも受けやすくなってしまいます。
若い方でほうれい線に悩まれている方も多いとは思いますが、若い方のほうれい線の原因はほぼ乾燥と言われています。
ちなみに、笑ったときのほうれい線を気にされる方も多いですが実は笑ったときのほうれい線は骨格や肉付きで出来ることが多いためOKなのです。
無表情になったときにほうれい線が残る方は要注意。今以上深くならないようにケアをしっかりと行いましょう。
④生まれながらの骨格
これはあまり知られていないですが、若い方でほうれい線に悩んでいる方に当てはまる項目です。
生まれながら口周りが前に出ていたり、逆三角形や面長の顔の形の方、ホリの深い顔立ちの方は肉付きの関係上、ほうれい線が出来やすい骨格と言われています。
生まれながらの骨格は変えることはできないので、上2点を気をつけることでほうれい線の悪化を防ぐ必要があります。
たるみの対策
生まれながらの骨格は仕方がないとしても、ほうれい線と密接な関係があるたるみ。
なんとかしたいですよね。
たるみの対策が分かれば、ほうれい線が出来やすい骨格だったとしても気を付けることは出来るはず。
いくつか、たるみ対策をまとめてみました。
①マッサージ
ほうれい線対策で最も言われているのがマッサージですよね。
マッサージでは1回で急激な改善を求めることは難しくても継続的に行い長い目で見てケアをすることが大切。
顔の筋トレと皮膚の引き上げが行えるマッサージを紹介します。
【1】顔全体にマッサージクリームを塗る
【2】ほうれい線に人差し指を添わせ、ヤッホーポーズをする
【3】ヤッホーポーズをスタート地点として耳の手前まで皮膚を押し上げていく
このマッサージは人差し指が小頬骨筋という筋肉の位置からスタートするため筋トレにもなります。
また、顎下に親指を置くことでむくみを流したり、顔全体のたるみケアもできます。
また、当サイトではほうれい線対策のマッサージを紹介している記事もありますのでそちらも参考にしてみてください。
②保湿ケア
ほうれい線には乾燥が大敵とお話しました。
定期的に月に何度かエステに行ってケアが出来ればいいのですが、忙しくて時間がなかったり、金銭的に定期的に行くことが難しかったりしますよね。
そんな時には、しっかりと家でケアをしていくことと同時に、自分に合ったものを使用することが大切になってきます。
ただ、人によって敏感肌だったりたるみケアを集中的に行いたかったり。
ニーズはバラバラだと思います。
そんな方のために、おすすめの化粧水や化粧水の選び方をまとめてみました。
1位で紹介しているアヤナスはポーラオルビスから出ているため敏感肌の方も安心して使うことが出来ると思いますし、年齢を重ねられた方のためにエイジングケアに特化した商品も紹介しています。
ほうれい線ケアをキッカケに化粧水を見直したい方はぜひともチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
出来たら気になって、見るたびにタメ息がでるほうれい線。
なんとかしたいですよね。
なんとかしたいなら、まずはほうれい線とたるみのメカニズムを知ること!
そして自分のほうれい線を確実になくすために自分に合ったケアをすること!
しっかりと自分にあったケアをして、憎きほうれい線を撃退していきましょう!
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